AでもBでもないものは
AでもBでもないものを「第3の道」とか言って、わたしたちはすぐに名前をつけたがるけど、
それってあまり意味ないなと、思った。
昨日、小野リサさんが自身の原点をさがしに、ポルトガルのファドを体験するというBSの番組「旅のチカラ」を見た。
感情をそのままに、哀愁たっぷりに歌うファドと、
哀しいことも淡々と笑顔で歌うことで悲しみをより伝える、自分の持ち味であるボサノバの違いに戸惑う小野さん。
ファドは確かに好きだけど、ちょっと濃いなと思っていたので、なぜファドなのか、ポルトガル人の国民性などもちょっと垣間見れておもしろかった。
「ボサノバ禅」ということばがあって、常に歌い手はニュートラルでいよ的な仏教に通じる部分があるっていう話も初めてだったのでなるほど、だった。
感情をストレートに表現するのがいいのか、気持ちを殺すことで表現するのがいいのか。
あるいはこれって西洋的なアプローチか東洋的(ブラジルですが)アプローチか、どっちがいいのかってことにも通じるなと思って成り行きを見守った。
現地でいろいろなものと人に触れ、小野リサが歌うファド。
わたしは、ホテルとおぼしき部屋で、ギター片手に歌ったファド「かもめ」が、「おっ」と思った。
プロアマの飛び入りOKのお店で、マイクなしで、初対面のギタリストとぶっつけ本番で歌った「かもめ」よりも。
あれはちょっと、かわいそうだった。
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